月刊Voice誌3月号

藤巻さんの寄稿とジム・ロジャーズのインタビュー記事が掲載されている。


藤巻さんの主張は、金融緩和(量的緩和)で円を安くするより別の方法で円安誘導しろ。日銀総裁が「円安政策です」と言うだけで良い、税制、日銀の外債購入、ドル建て日本国債の発行、マイナス金利、と方法はいろいろある。
量的緩和で円安を目指すのが良くない理由は、一度増やした通貨をうまく吸収してインフレを抑えた中央銀行はないから。
円が大幅に安くなれば日本製品の需要が増え、需給がタイトになってインフレになる。
財政破綻、あるいはprinting moneyをする国の通貨を持ちたい人はいなくなるから円は大暴落する。円の暴落とインフレが作用しあって悪循環が起きる。
ドーマーの定理の名目成長率>名目金利という条件は日本では成り立っていないし、そもそもドーマーの定理を適用できるのは借金が無い(そこそこ)の場合のみ。


一方、ジム・ロジャーズのインタビューはインタビューアの力量不足でジムのポジショントークで煙に巻かれていた。藤巻さんがジム・ロジャーズにインタビューしたら面白いだろうに。