プロパガンダ 4/4

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/04/post-171.html

内閣支持率をキープするために株価上昇を維持させる」ためには、今後とも「円安」が不可欠だ。この関係はこの数か月で、世間が充分理解しただろう。「日本再生の唯一、最強の方法は円安。それにともなく資産インフレ」が20年間に渡る私の主張だったことはご存知かと思う。20年無視され続けたが、それを、安倍首相がやっと気がついてくださったのを見ると「あ~、やっとわかってくださったか」と思う。
しかし、これからの円安誘導は、日銀の仕事ではなく。政府の仕事なのだ。安倍首相は、それがまだお分かりになっていない、と思う。日銀の量的緩和では円安は進まない。それはこの10年間で立証済みである。国内市場はこの10年間に渡る日銀の量的緩和ですでに資金がじゃぶじゃぶである。それなのに円安は進まなかった。税制改革等で、資金が海外に流れる仕組み(市場原理に則っている)を作ることこそが重要なのだ。それは政府の仕事なのだ。

政策で民間資金を海外に還流させて円安を進めつつ財政支出を縮小せよ、でも

今となっては、円安政策は大きな賭けとなってしまった。銀行から円預金が引き降ろされ、日銀の国債購入資金が不足してしまうリスクがあるからだ。

というわけで...。

「累積赤字が最悪で財政破綻は不可避」という点に関し、先日もある識者の会合で「普通に考えれば、そうだよな。政治家は保身のために2~3か月先のことしか言わないからな〜。皆、あきらめているんでしよう」という話になりました。 確かに明日から消費税を50%にするとか、25%にしてかつ年金を3分の1にするとかにすれば、財政は持つかもしれませんが、それって現実的ではないのです。

財政赤字GDPの2倍という現実が「お前はもう死んでいる」(北斗の拳)状態かもしれません。

昔出した本を、「藤巻さんの当時の指摘が当たってきていますね。この本を再度、出版して、世に問いましょう」という編集者の方のお話で、近々復刻本を出すことになった。

どの本でしょう?、「1ドル200円」?