プロパガンダ 6/23

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/06/post-189.html
1000兆円の財政赤字があると

長期金利の上昇がいったん始まると、その上昇スピードにターボがかかってしまうのだ。市場が財政破綻の危機を感じ、人よりも先に国債を売ろうとするからだ。

日本の累積赤字を懸念している外国人投資家は先物市場で売りを仕掛けてくるだろう。まさに「沈みゆく泥船からねずみが我先に逃げ出す」現象が起きる。 

だから私は、1000兆円もの借金の元でのアベノミクスというインフレ政策は危険で、日本のリセット期を早めると言っているのだ。ましてやこの国には政治家に経済のプロがいない。いたとしても企業経営の経営者、すなわちミクロ経済の経験者か市場のレフリー役の経験者しかいないのだ。市場が混乱した時、右往左往するしかないであろう。怖い。

量的緩和は出口で資金回収の方法が無い。ブレーキの無い車のアクセルを目一杯踏み込んでいるのだからハイパーインフレへまっしぐらだ。

と、ロジカルな説明が続いたあとで

私自身はこの1週間で米株の大方を売って$のMMFに替えた。日本市場の反乱がそれなりに近いと思うからだ。

日本市場に反乱が起きれば、世界中で一番影響を受けないと思われる米国でも株価は下振れするかもしれない。そう思い処分した。円は急落するだろう。だから替り金で$のMMFを購入したのだ。

私がしている多額の借金は、ほぼすべてが10年を超す長期固定金利である。現時点では短期金利である変動金利よりは高いが、その分は保険料だと思っている。

と、藤巻さんのポジションの変更がアナウンスされた。なるほど。