プロパガンダ 6/30

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/06/post-191.html
立候補の意気込みが伝わってくる!。

日本経済復活のために最も効果があるのは「円安政策」なのだ。「円安により株が上がり、その資産効果で景気が復活する」のがベストシナリオだったのだ。だからこそ、私は「MR.円安」と揶揄されながらも、10数年に渡って円安政策を唱えてきた。景気が良くなればデフレが解消されるはずだった。

それほど国益にとって重要なのに、政治家は「近隣窮乏化政策だ」とか諸外国に言われて「すごすご」と帰ってくる。モルガン銀行時代、ひと癖もふた癖もある外国人ディラーを束ね、また東京支店長として外国人と侃侃諤諤の議論をしてきた私としては、この政治家の態度が情けない。最大の国益なのだから、外国人を説得してくるべきだ。

私は、2002年1月に「1?200円で日本経済の夜は開ける」という本を上梓したが、私はいまだに「1?=200円が?/円の適正レベル」だと考えている。

実効為替レートで100円/ドルが円安ではないと主張されても、それは長期にわたり日本がデフレで名目物価・名目賃金の下落に苦しみ続けてきたことの反映であって、問題の本質は景気が悪いことなんだよなあ。
デフレ(通貨価値の上昇)と円高と不景気は密接に関係していて、デフレは円高を促進するし、円高はデフレを促進するし、デフレと円高は不景気を引き起こすし、不景気はデフレを促進する。円高を放置して、財政政策と金融政策に力を入れても円高が努力を吸い込んでしまった...、というのがこの20年間だったかも。
藤巻さんの現状の分析は

円安が進み、日本国民が、こぞって円預金を引き降ろし外貨資産を買い始めると、金融機関が国債入札に参加する円資金が不足してしまうのだ。明日、国の資金繰り倒産が起きてしまう可能性があると言うことだ。

ソフトランデイングの可能性が極めて小さくなりハード・ランデイングの可能性が大きくなった。

と、いつもと同じ。ハードランディングとなりうる理由は、日銀がJGBを売ってベースマネーを吸収したくてもJGBが大幅な安値になるので吸収しきれない。理由をここまで明快に説明する論者は他にはあまりみかけない。