プロパガンダ 10/9

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/10/post-205.html

年金に関する有識者会議で座長を務める伊藤隆敏東京大学大学院教授は、10月8日のブルームバーグのインタビューに答え「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が抱える金利リスクは非常に大きいというのが有識者会議の多数意見だ」と指摘し「真剣に金利リスクを捉えているのか、どうして国内債を60%も持っているのか。」とも述べたそうだ。「日銀が導入して、政府も共同文書に署名した以上、GPIFも「(2%の物価目標達成を)メ−ンシナリオとして考えるべきだ」と語ったとのことだ。

政府も日銀も2%を目標とするならばGPIFが低金利のJGBをボーっと持ち続けるのは背任的行為であろう。

GDIFはどこかの段階で大幅に国債保有を減らさざるを得なくなろう。

そうなると国債の大量保有をしている中小金融機関は大変なことになる。日銀も、だ。誰が先に逃げるかだ。そのような事態に配慮してGPIFが国債売りを先延ばしにすれば、年金資産を危険にさらす。貧乏くじを引くのはいつも国民だ、ということになる。

きっと、国民の無知につけこんで、最後は「想定外なことが起きた」と言うのかも。

一つの狂いが、急速にマニュピレーションを不可能にしていくのである。