プロパガンダ 10/29

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/10/post-208.html

今回の量的緩和では、日銀が長期国債を大量に買ってしまった。国債の満期到来は、はるか先だ。となれば資金を吸収してインフレを抑えることが当面できない。

満期までが短ければ市場で売りづらくても満期がくれば政府が日銀から買う(償還する)ことで資金を吸収できるが、長期金利を低くしたいがために長期国債を大量に買ってしまうと償還はずーっと先なので資金吸収もずーっと先でその間インフレはどんどん進む、となる。日銀が保有する長期国債を無理に(安値で)売るとなると、保有する債券をすべて売り払っても市場の資金を吸収しきれない、ということもある。
アベノミクス反対論者で、ダメな理由をここまできちんと説明する人は藤巻さん以外にいないような気がする...。教授たちを含めて...。

私の知人の多くの外国人はアベノミクスの第3の矢に期待していた。しかし予想通り、たいしたものは出てきそうもない。少なくとも外国人には期待はずれだろう。

円安こそ、その状態を打破する手段だと思うが、政府にはそれをまじめに考える気配はない。だとすれば、アベノミクス・フィーバーの終焉もそう遠くはないのかもしれない。

ふむふむ。
為替レートの経路の効果がこれほどまで無視されるのはなぜだろうか。