[藤巻さん]プロパガンダ 6/25
http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2014/06/post-237.html

JPモルガン・チェースの、ジャン・ロイズ氏が20日付のリポートで、「米金融当局が真剣に利上げを始めると、債券投資から資金が流出し、相場の急落につながるだろう」

金利が上昇するという予想で債券が売られソレが更に売りを呼ぶから金利の急騰(債券価格の急落)が起きるだろう。

米国の債券が崩れれば日本国債は大崩だろう。

JGB市場でも投資家の期待が揺らぐかも。

日銀の負債は発行銀行券と(民間金融機関が日銀においている)当座預金の合計(これに貨幣発行量が加わればマネタリーベース)だから、15年から20年間は、お金ジャブジャブの状態を解消できないと言うことだ。インフレからハイパーインフレに簡単に変わると私が主張するのはこういう理由だ。

金利上昇時には債券価格は下落するから、日銀は安値で安値でJGBをたたき売りしても市中のマネーを回収しきれないし、長期のJGBをいっぱい買ったから満期まで待つとその間インフレが走る。

6月24日のブルームバーグによると政府の「金融・資本市場活性化有識者会合」の幹事である伊藤隆敏政策研究大学院大学教授がブル-ムバーグのインタビューに答えて:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、保有国債を直ちに売却すべきだが、国内株式などの高値づかみは避ける必要がある」と述べたそうだ。伊藤教授は、「債券を売却した後は、リスク資産への運用時期を見極めるまで現金などで一時保有することも一案だ」とも話されたそうだ。私も彼の立場なら全く同じことを述べる。 市場では「株への入れ替え」のみが話題となるが一番おポイントは「保有国債を直ちに売却すべき」という点である。伊藤教授は健全なリスク感覚をお持ちだと思う。

世間は株価、藤巻さんや伊藤教授が注目するのはは金利

ちなみに私はハイパーインフレ政策が良いと言っているのではなく、結果としてそうなってしまうだろうと思っているし、実際アベノミクスハイパーインフレ誘導政策だと思っている。

私も政治を観察するに、結局そうなるだろうという結論。そして政府は負債から解放される。民主主義だからそういう政治を選択した国民がツケを払う。いいんじゃないのかな。ヤレヤレではあるが、それはそれで。