ブルムバーグのインタビュー記事

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N9PFLS6TTDS501.html

「円安にしないことには景気は良くならない」とした上で、「量的緩和をやっても円安は進まず、効果がないのは明白」で、日銀による量的緩和は「大失敗」だと指摘。円安にするためには社会の仕組みを変える必要があるが、どうしても金融政策に頼るのであれば、デフレが始まった20年前から「マイナス金利を採用すべきだった」

「マイナス金利を採用すべきだった」と過去形。その理由は

当座預金残高をむちゃくちゃ大きくする量的緩和と、極力小さくしようとするマイナス金利は真逆の政策」だとして、日銀にはマイナス金利への道が断たれているとの見方を示した。

膨らみすぎた当座預金残高でマイナス金利にすればマネーサプライが大きくなりすぎるし、当座預金残高を減らそうとすれば金利が上がり政府は苦境にたち、同時に日銀は資金を吸収しきれない。

国力を示す名目国内総生産(GDP)に見合ったドル・円相場の適正水準は1ドル=180円から200円程度

〜200円というところではブレない藤巻さん。

「来年から誰が国債を買ってくれるのかという問題が出てくる」と指摘。「日銀がさらなる量的緩和をせずに国債を買ってくれなくなったら、全てのマーケットはおしまいになる」

結局、質的量的緩和第2弾とかやるんだろうなあ。