プロパガンダ 12/31

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2014/12/post-263.html

1月7日に幻冬舎より、「日銀失墜 円暴落の危機」を出版いたします。
宜しくお願い致します。

内容はだいたい想像できますが、「以前とはどう違うか」が私の着目点なので、楽しみにしています。

それなりに見識と知性と経験のあるテニス仲間との茶飲み話の席で、「フジマキの予想が現実のものになるか」が話題になった。金融に携わった官民の長老たちと話をしていると、私のハイパーインフレ到来説に意義を申し立てる人は、ほとんどいない。(政治家は逆に賛成する人がほとんどいない。それが日本の財政赤字がこんなにも膨らんでしまった原因のひとつだと思う)。起きる時期の予想だけが違う。私は一番早く危機が来ると思っている。崩壊は、1980年代後半のバブル崩壊の時と同じように、誰もこないと思っているときに突然やってくる。「ファースン・ザ・シートベルト」だ。

市場の心理次第なので、突然やってくるのでしょう。

1039兆円という巨大な借金をこの国が抱えてしまった以上、財政再建の選択肢は?異次元の大増税&異次元の大歳出カット ?インフレにして実質的にこの巨大借金をなくす、という2つしか残されていません。「安倍政権は国民受けしない『大増税&歳出カット』のかわりに、『安易なインフレ政策』を採用した。そのお先棒を担いでいるのが日銀の『量的緩和』だ」というのが私の理解です。

インフレ政策ですね。しかも、政府財政の破たんとからんで紙幣をバンバン印刷しそう...。

最後に一言。日銀がルビコン川を渡ってしまった以上、ハードランディングは不可避だと思いますが、その後の日本経済は大幅円安で大復活します。ただその際に「社会主義体制・日本」を「真の資本主義国家・日本」に作り変えなければなりません。そうしなければ、再度不幸がやってきます。「不幸中の不幸」を「不幸中の幸い」に変えていかねばならないのです。それが政治の役目であり、私の役目だとも思っています。

ハードランディング時の混乱で政治的に変な方向に行っちうかもしれないのが若干の心配ですが。