プロパガンダ 6/10

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2015/06/post-285.html

バブル期同様、資産価格が上昇しているうえに、円の下落が加速しつつ今、ある日、突然CPIが暴騰し、ハイパーインフレへまっしぐらとなる可能性があると、私は危惧してしまうのだ。

リスク資産価格に比べCPIは動きが悪いが、ある日人々がインフレを認識したとたんに貯蓄の手段が円や円預金から別のものに移行し、そういう状況では銀行もそれを担保とする貸出を増やす(例:バブル期の不動産担保融資)だろうからマネーサプライが急増しCPIに反映するような本物のインフレになり、更にそれが...。
こういう経路なのかなあ。

円の暴落を止める手段がない以上、なんとかして口先介入でスピード調整をしようとしたのだと私は思っている。それ以上に判明したとは日銀も「円暴落のリスクをひしひし感じている

円高になると株価は急落し景気の足を引っ張る」ことが証明され、政府・日銀は今後、苦労するだろう。。円が強くなると景気の足が引っ張られ、円安が進むと円暴落の引き金を引くということを。

米国人の友人と話していると 5月の米国の消費は絶好調だという。また昨日発表された米国の4月の求人件数は約14年ぶりの高水準となっている。ひょっとすると米国の利上げは9月にあるのではないか?

ただ一人、日銀の大量購入により、日本国債の利廻りだけが、唯我独尊、低位安定しているが、こんな状況はいつまでも続くわけはない。日本だけ長期金利が低迷すれば金利差拡大で円安ドル高が進行し、インフレとなり、それが日本の長期金利を押し上げるからだ。

米欧の長期金利が上昇すれば、円安が進み、景気は回復し、労働需要がタイトになる状況と輸入品の値上げと円の貨幣価値の下落とが重なることで、インフレ期待がインフレを起こすという本物のインフレにつながるということかな。