プロパガンダ 6/24

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2015/06/post-287.html

本日(6月24日)の朝日新聞朝刊p17(オピニオン)の「中央銀行バブル」は必読だ。山口泰元日銀副総裁へのインタビューだが、山口さんは私がモルガン勤務時代の副総裁で、論理派として、非常に高い評価を受けていた人だ。

最後の「米国の出口政策で予想外のショックが無ければいいが、と思っています」というコメントには私も同意する。

気を付けよう。

今週、月曜日の参議院決算委員会で私は「今、日銀がやっていることは、ハイパーインフレの元凶になるからという理由で、先人があらゆる知恵を絞って防止しようとした財政ファイナンスそのものではないか?」と聞いたのだが、この点に関しても山口氏は「日銀の意図はそこにはないが、結果としてそういわれても否定できないはずです」とお答えになっている。

結果として財政ファイナンスになってしまう...。

6月7日 日曜日に考える「財政健全化どう進めるか」で慶応大学の鶴光太郎教授がこういっている。
「デフレを脱却したら金利は確実に上がっていく。その時に、しっかりとした財政健全化計画が無ければ、経済も財政も危機的状況に直面する可能性があると感じている。

デフレが終われば普通の金利になり、普通の金利になれば財政は利払いに追われるから...。