プロパガンダ 7/3

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2015/07/post-289.html

2015年度には153兆円発行される国債のうち110兆円を日銀が買う予定だ。どんな市場でも、市場の7割を買っている買い手が手を引けば、その市場は大暴落(=長期金利急騰)する。2割の買い手がいなくなることで起きた『資金運用部ショック』のときでさえ、あれほど長期金利が急騰したのだから、7割の買い手がいなくなる事態は考えただけでも恐ろしい。それに今回は、『最後の砦』の日銀自体が買っているのだから、代替購入者の出現の期待も出来ない。

日銀が量的緩和を止めようとすれば長期金利が急騰し政府の財政が危機に瀕するし、量的緩和を続ければインフレになって長期金利は上昇し政府の財政は危機に瀕する。やれやれである。