プロパガンダ 9/15

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2015/09/post-303.html

ドルが急落した際には、政府・日銀は「ドル買い/円売り」介入をするべきだ。急激な円高防止の意味もあるが、それ以上に外貨準備のドルを積み上げるチャンスだからだ。私の予想する日本の危機の時、個人であろうが国であろうが、ドルを大量保有していれば生き延びられる。

JGBを買う代わりにドルを買えばいいのに。

それは『政府の保有する約1兆2600億?の外貨準備に、今は絶対に手を出さない』ということだ。ハイパーインフレが起きれば食糧、原油、医薬品など国民の最低限の生活を確保する物品の輸入が困難となる。紙切れのような価値しかなくなる円紙幣では外国はこれらの物品を売ってくれないからだ。非常時には、外貨準備の約1兆2600億?でこれら物品の緊急輸入ができる。

個人であれ、国であれ、企業であれ保険の意味でドル保有を増やしておくことは、極めて重要だと思う。いざという時に、政府・日銀・民間が今、保有している合計約4.6兆ドル相当の外貨が日本人を守る。危機が顕著になっていない現在、荒唐無稽に聞こえるかもしれないが。

国会議員らしい発言!。

ドル売り介入でドルの外貨準備を減らすのは愚の骨頂だ。危機が来たとき、その時の行為を「な〜んにも考えていなかった」と大きく非難されるだろう。

有りうる話だからな...。

完全雇用になったのなら、早めにブレーキを踏まねばならない。

のちのインフレの恐怖を考えると米国は9月16日―17日のFOMC(連邦公開市場委員会)で利上げに動くと私は思う。9月でなくとも10月だ。そして3か月ごとに0.25%の利上げが続く。日本は未来永劫に金利を引き上げられない。これは私が円安ドル高が続くと思う一つの理由だ。

ブレーキのタイミングが遅いのは金融政策としてはヘタクソ、マクロ経済がぎくしゃくする。

出口が無いことはもう総裁は十分にご自分で理解されていると思う。CPI2%が達成されたとき(黒田日銀総裁は現在、来年度前半と予想されている)に黒田日銀は政府と激突することを、頭のいい総裁だから、もうお分かりのはずだ。それは国会での質疑を通じての私の感想だ。「CPI 2%という目標を達成したのだから、もう量的緩和は中止する」と主張する日銀と「そんなことをしたら、政府の財布が半分空っぽになってしまうのだから量的緩和を継続せよ」との政府の激突だ。歴史に残るバトルになるだろう。

政府と日銀のバトル、どうなるのだろう。

日銀は日本国債の信頼が高かろうと低かろうと財政ファイナンス(政府の借金を中央銀行が新しい紙幣を刷ることによって補っている)目的で、日本国債を買わざるを得ないのだ。

結局、財政ファイナンスになってハイパーインフレに向かうのだろう。

10月16日にPHPから出す本の赤入れ

楽しみです。