プロパガンダ 9/24

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2015/09/post-304.html

今年度、152.6兆円の市中消化の国債発行に対し、日銀の市中からの国債購入額は110兆円だ。直接的ではないにしろ発行額の72%相当を日銀が買っているのだ。

んな市場でも70%のシェアーを占める買い手がいなくなればその市場は暴落する。国債の場合は長期金利は暴騰(=価格の暴落)するということだ。

今まで日銀への転売目的で購入していた金融機関が入札に参加しなくなり、未達(売れ残り)が起こりうる。公務員の給料も、年金支払の原資も確保できなくなるのだ。ギリシャで起きたことが日本でも現実になってしまうということだ。そもそも日銀撤退で長期金利が急騰(=価格暴落)すれば、国は国債を発行(=借金)できないだろう。支払利子の急増で財政が破綻してしまうからだ。

BOJが市中からJGBを買うのを止める時に同時に政府が均衡財政にすれば(理論的には)長期金利急騰は無いハズだが、均衡財政が実現するとは全く思えない...。

財政破綻は回避しないといけない』という政府の圧力におされ2%の目標達成後も際限なく量的緩和を続けると決断すれば、ハイパーインフレへ一直線だ。

緊縮財政&増税という不人気な政策をやる勇気もなく、結局ハイパーインフレ財政赤字を実質解消するのだろう...。

CPIの2%が黒田総裁のように来年前半に達成されるのか分析は次号で行う

この分析、楽しみです。

セントルイス連銀のブラード総裁がテネシー州で講演し、市場の反応を見れば、見送り決定は「世界経済の不透明感を減らすどころか増した」と批判したそうだ。私の利上げ見送りを聞いた時の予想の通りだ。10月に利上げをしないのは、マーケットを知らない人達だな、と思った。これに懲りて早めの利上げがあるだろう。その後、何度も利上げが続く。

ダイモンCEOは「政策金利が上昇している環境で投資家が考え方を変えて10年債の方向性が変わり、激しく変動して市場が考えるよりずっと速いペースで上昇しても、私は大きく驚かない」と語ったそうだ。
私も全く同じ考え方をしている。それは米債だけではなく日本国債も同じだ。

藤巻さんの見解は、FRBは利上げをする、そして利上げを続ける。その結果、長期金利も速いペースで上昇する。