プロパガンダ 5/18

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/3924

米国経済は強い。FRBは今年あと2回、来年3回、再来年3回の利上げを自ら予想している。そうするとFFレートは2.75%〜3.0%になる。そのとき、米国10年債利回りが2.3%くらいで低迷しているわけがない。4%くらいか?
日銀は金利を引き上げる手段がない(出口が無い)
日米金利差はますます開く。円安ドル高を予想する。

円安になると

英国のCPIが前年同月比2.7%上昇したというニュースを昨日朝やっていた。
NHKTVでは「主としてポンド安のせいだ」と言っていたが、「主として」ではなく「ポンド安のせい」に尽きる。昨年11月に英国中央銀行が今年のCPI予想を2.0%から2.7%に引き上げた。唯一の理由がポンド安の進行。そのとおりの動きになっている。
これは日本でも同じ。円安が進めば、いとも簡単に日銀目標のCPI2%は達成される。その時、政府と日銀のバトルが始まる。

CPI2%ならば長期金利は4%とか5%が普通だろうから政府は借り換えのたびに財政が苦しくなる。ゼロ金利の短期国債の借り換えを回してファイナンスしたい。一方、ゼロ金利を維持すればインフレは加速していく。

CEOのトマス・フォンコッホが「中央銀行がバランスシート縮小に動く必要があるほか、政治的なリスクが高まる状況となっており、市場はかなり大きな衝撃に向かっているように見える」と発言したそうだ。

外国でも中央銀行がバランスシート縮小すると「かなり大きな衝撃」になると。バランスシート縮小できない日本はもっと...