プロパガンダ 4/21

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/3761

昨日(20日)の朝日新聞、19日の時事通信に載っていたが、自民党行政改革推進本部(本部長:河野太郎代議士)が19日、日本銀行や政府に対し、アベノミクスの大規模な金融緩和に伴うリスクを説明するよう求める提言をまとめ、菅官房長官に提出したそうだ。自民党の中にもわかっている方はわかっていらっしゃるようだ。これが日本経済、または日本が抱える最大のリスクだ。私は明治維新、第2次世界大戦に相当するショックが日本をおそうと思っている。対処方法を今からで考えておかねばならない。どうして、皆それに気がつかないのか?と思っていたが、やっと自民党内にもそれに気がついてくれた方が出たと聞き少しホッとしている。

でも、大ショック来るだろうからなあ。

プロパガンダ 4/17(臨時版)

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/3755

4月14日の日経新聞のp18 マーケット欄、外国人投資家の日本株見通しを読めば如実にわかる。
「円安期待薄、強気なれず、米プリンシパル・グローバル・インベスターズ最高経営責任者ジム・マコーガン氏。 
 ――日本株の上昇に必要な材料は何ですか。
 「円安以外に考えられないが、それも期待薄だろう。(以下略)」
(藤巻注:藤巻は円安がかなり進行すると思っている。ただ円安進行があまりに急速すぎて日本売りにつながる可能性もあると思うので、日本株に対する私のスタンスはサイドライン(=参加しないで様子見)だ。)

藤巻さんの注の部分が興味深い。金利差の要素もあるし北の件もあるし。

プロパガンダ 4/11

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/3667

4月5日に公表された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、米連邦準備理事会(FRB)は、年内に保有資産の縮小に踏み切るそうだ。
これは非常に大きなニュースだ。利上げとの2重奏となるが、このオペレーションは間接的に長期金利を押し上げる利上げと違い、直接的に長期金利を押し上げる。

債券市場にFRBからの売りが出るので長期金利には上昇圧力が作用する。

プロパガンダ 4/03

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/3597

3月30日の日経新聞の「大樹小機」のなかに以下の文章がある。
「21世紀の資本」で有名なトマ・ピケティ氏だ。(中略)同氏はこう指摘した。
『欧州から見ると、日本の現状は摩訶(まか)不思議で理解不能である。政府債務残高が国内総生産(GDP)の2倍、つまりGDPの2年分に達するというのに、日本では誰も心配していないように見える』
『どんな事情で、あるいはどんな政治決断によって借金がこれほどまで莫大になったのか。われわれは日本の政府債務を(中略)毎日目にしているのだが、これらは日本人にとって何の意味も持たないのか、それとも数字が発表されるたびに、みな大急ぎで目をそらしてしまうのだろうか』」
危機は忍び寄っている。

全くそのとおりで...

プロパガンダ 3/28

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/3499

FRBのイエレン議長は2月14日、上院銀行委員会の公聴会での証言後の質疑応答で、「今後数カ月間にバランスシートの戦略について協議する」と述べた。FRBのバランスシートは、06年に9千億ドル(約103兆円)未満だったが、金融危機後に約4兆5千億ドルまで膨らんだ。
イエレン議長がバランスシートの縮小に慎重なのは、売り出せば米国債マーケットの急落(=長期金利の急騰)の危惧があるからだ。
FRB がバランスシートの縮小を考えるときは、急落は無くても長期金利は少なからず上昇するだろう。日米長期金利差拡大で、円安が大いに進行する。日銀はバランスシートを縮小できないどころか膨張を止められないから日米金利差は開くのだ。その結果、円安・ドル高が進めばCPI上昇で「異次元の量的緩和」終了か否かが注目点になる。そうなれば今度は円債が暴落だ。円安はさらに大きく進行。日本売りのXデーとなる。すぐにではないかもしれないが、頭に入れておくべきシナリオの一つだ。

FRBのバランスシートは約5倍に拡大。その間に世界の貿易は拡大したから今の1/5に縮小する必要はないだろうけど長期金利は普通の水準へ向かうだろうなあ。
そのときほぼゼロ金利のJGBを買いたいだろうか。日銀が買い続け結果として安くなる円の債券を買いたいだろうか。藤巻さんの主張は(時期は分からないが)説得力はある。

プロパガンダ3/20

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/3496

FOMCは利上げを加速しないとはいえ、今後、今年あと2回、来年3回、再来年3回の利上げをFOMC自身が予想している。私はもっと早く過激な利上げを予想するが、FOMC自身が、再来年(2019年)末は2.75%〜3%だと予想しているということだ。こうなれば10年モノ米長期金利が現状の2.49%にとどまることはありえない。5%にはいくだろう。

長期金利は普通の水準へ。

プロパガンダ 3/15

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/3403

日産の例を考えれば、外国企業の日本進出がいかにわが国に重要かがお分かりだろう。トランプ米大統領は「トヨタの工場をメキシコではなく米国に作れ」などと米国への直接投資を増やそうとしている。「反グローバル化」だと非難する識者もいるが、対内直接投資の呼び込みがきわめて少ない日本の方が、よほどにグローバル化されてないと私は思う。出ていくだけがグローバル化ではなく、外資を取りこむのもグローバル化なのだ。

全くそのとおりで。