5月12日 モーニングサテライトの藤巻さん

不動産価格についてのQ&A

Q 少子化で不動産価格は下がるのでは?
A 早かれ遅かれインフレが来ると思う(国の財政赤字と日銀の流動性供給)。インフレが来れば不動産価格は上がる。少子化は上昇率を減少させる効果はある。

Q GDP成長に対し不動産価格上昇が急すぎるのでは?
A 日本経済と資産価格の間には非常に相関がある。私は強気。「倍増法」の本と「勉強法」の本の「グラフに注意」のところに出ていたグラフを示しつつ、 1955年ではなく1991年を基準にするとGDPに比べ不動産価格が安すぎ....。私は思わず笑ってしまいました。笑っていたら、「グラフには気をつけましょう」と藤巻さん。

藤巻さんの昔のAmazonでのインタビュー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/feature/-/271519/ref%3Dxs%5Fmoney%5Fbr%5Fl%5F2%5F3/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/feature/-/374759/ref%3Ded%5Fcp%5F2%5F4%5Fb/
に出ていた参考書「日本経済 失敗の本質」(ASIN:4532149215)、これは面白い。藤巻さんの長期戦略理論をググッと理解できたような気分に浸れます。

その本を今頃読んでいるのが情けないですが、マクロ経済学の教科書を読む前にこれを読んでも意味を理解できなかっただろうから、偶然ブックオフで見つけたのは私にとってグッドタイミングでした。

藤巻さんは奥深いことを著作にギャグに隠して書いているように思えます。

「息子の世代のためには構造改革」 ... 長期の潜在成長率を上げるためには供給サイドの政策
「おじさん世代のためには円安」 ... 短期の政策は需要サイドを刺激する政策でデフレ脱出