6月23日 モーニングサテライトの藤巻さん

テーマは日米金利差が為替取引に具体的にどう影響するか?

日米金利差は、今 3%、来年3月には 4.5% (JPモルガン・チェース予想)になる。
(1) 外貨預金する人も増える
(2) ドルを買っている人 金利差で4%以上儲かる
(3) ドルを売っている人 資金コスト負担が大きくなる

私なりに考えると
- ドル売り円買いの投機は逆風、ドル買い円売りの投機は楽。投機筋の勝負は円売りが多くなる。
- 輸出企業の為替ヘッジが高コストとなる。ヘッジが減る。
- 輸入企業の為替ヘッジは楽。円安傾向になれば、先物で円売りが増え円安は加速しやすい。
- 外国人は日本株投資で先物で円を売り円安をヘッジする。
- 生保等の対外証券投資は金利差でマージンが増えるので為替ヘッジをかけないようになる。

さて、藤巻さんは「これはという人をみつけて追っかけをしろ」というようなことを書いていましたが、私が注目しているジム・ロジャーズ、安間伸 両氏の新刊が出ました。

ジムのほうは既に紹介されましたが、私は「なぜジムはそう考えるのか?」とか「仮にそういう風が吹くならばどこの桶屋が儲かるか」という観点で読もうと思います。

安間伸「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ③『錬金術入門』編」(ASIN:4492732004)、カラクリとか錬金術とかいかにも怪しそうなタイトルと表紙。テーマは「裁定取引」です。ビジネスでも投資でも儲ける仕組みの基本は裁定(割安に買い割高に売る)で、身の回りにいっぱい転がっている裁定を体系的に解説してあり経済学的視点を身につけるトレーニングに役立ちそうです。

ところで、6月29日の日経の1面の左上あたりに「負債増加の兆し」。これって良いニュースでは?