七夕の日のモーニングサテライトの藤巻さん
テーマは長期金利の謎
理由の可能性は二つ
1 世界の構造が変わってしまった (多くのエコノミストの主張)
2 国債バブルが続いていて崩壊が少し遅れているだけ
後者ならばもうすぐ金利の上昇が起きると思う。
お金が世界中にあり、一昨年は株式、昨年は不動産(日本を除く)に流入した。同時に国債にも流入した。理論的にリスク資産と国債が同時に上がり続けることはありえない。
インフレに対する時間差がある二つのグループがお金を持っているためである。
グループその1 マネーサプライ増 → インフレ(金利上昇) と貨幣数量説/合理的期待仮説ふうに時間軸を考える
グループその2 マネーサプライ増 → お金が余る → 金利低下 と考える日本や中国の政府、日本の個人(グロソブのことか?)
グループその2の買いで金利が下がっていが、いずれはインフレで金利が上昇していく可能性がある。
(ここからは私のたわごと)
日本人は日本の金利とアメリカの長期金利を比較しがちとか、日本ではマネタリスト的な発想はマイナーということを考慮すると、なるほど!、と思ったしだいです。
アメリカの話をしているようで日本の話をしているような、不思議な感じのトークでした。
さて、円が妙に素直に安くなっているように見えます。輸出企業の為替予約は?と思っていると日経の記事に「時価会計になるので為替予約しづらくなった」...... 予算が105円/ドルで110円にてチャンスと先物で円を買って期末に130円になってしまうと四半期毎にXX評価損 XX億円を計上することになり出世やボーナスに響く、それならいっそそのままに、... みなさんサラリーマンですね。藤巻さんの本の「会計規則は企業の行動に影響をあたえる」という一節を思い出しました。