日経マネー12月号の袋とじ

「伝説のトレーダー藤巻健史が借金をしてまで買う有望資産」という企画につられ600円出してしまいました。

藤巻さんの主張は日経マネーを買うまでもなく想像がつきますが、藤巻さんが「為替が先」とするロジックのヒントをつかみたいのと、藤巻さんの微妙なトーンの変化を知るためならば600円は高くない。

袋とじの内容をばらしてしまうのはヤボなので書きませんが、藤巻さんの予想するFRBが引き上げていくFFレートは巷のコンセンサス?よりもかなり高く驚きました。こんなレート・金利差ならレバレッジをかけた外為証拠金取引がブームになりそう!と思えてきます。

また、気が早い話ですがバブルが終わるときの目印の言及もありました。Exit戦略が示されたという点で興味深いです。

さて、なぜ為替が先か?。最近はこんな私なりのロジックを考えています。外国の年金基金等の投資家はアセットアロケーション日本株 XX %と決めて運用しているならば、円安になればよりたくさんの日本株を買いその結果株価が上がる。そうなると資産効果の経路が作用して...。

日経新聞に、野村が外国通貨建ての日本株投資信託を販売するとのこと。外国籍で日本株を買い円売り外国通貨買いの為替ヘッジをかける。すると外貨ベースでは為替差損がなくしかも金利差もうかる。藤巻さんがプロパガンダしていたことそのままです。税制とかの複雑なことを無視すれば、日本株のロングと外為証拠金取引で外貨のロングをとることと同じですね。この投信がヒットすれば円安圧力がまたひとつ増える。