4月20日 モーニングサテライトの藤巻さん

今日のテーマは、「長い目で見る」。

財政赤字は10年で2.5倍。その赤字(国債)を銀行がファイナンスし、銀行が貸しきれない部分を日銀が紙幣をすって国債を買った。

その結果、紙幣は15年間で2.5倍。GDP実体経済)のサイズに比べてベースマネーが15%もある。他国と比べると多すぎ。

借金王の政府はインフレを渇望する。政府と個人がガチンコしたら政府が勝つから、個人も国にならったポートフォリオを組めばいい。

固定金利の借金、土地、株。企業は借金をして事業するのでインフレ時には有利、だから会社のオーナーを意味する株は有利な資産。


(ここからは私の怪しい解釈です。決して無批判に受け入れないように。)


政府が自らインフレに放火しなくても、多すぎるベースマネーを経済が認識すると、まず資産が買われ資産インフレとなり、次いで物価や賃金のインフレとなるのでは。物価の安定を使命とする中央銀行国債を売りマネーを市中から吸い上げることでベースマネーを減らすのが普通の金融政策でしょうが、長期金利が上昇すると困る政府と日銀がガチンコしてしまいますね。

再びトービンの金融論(ASIN:4492653295)を読み始めました。5章を読むと藤巻さんのロジックが少しわかったような気分です。