タイヤキのしっぽはマーケットにくれてやる!
ずーっと以前(単行本が出た頃、私がまだ右も左もわからなかったころ)に書いたメモです。
タイヤキのしっぽはマーケットにくれてやる! (日経ビジネス人文庫)
全てのマーケットは長期に見ると景気の動向で動く
景気 | Good | Bad |
株 | Up | Down |
通貨 | 強くなる | 弱くなる |
債券 | Down | Up |
景気を動かすために、
- 金融政策
- 財政政策
- 通貨政策
これがマーケット理解のABC。それ以上はタイミングの問題。 経済学を勉強し、景気の動向を探る。
株式投資は業種! 情報戦よりも経済の動向を考える。今後伸びてくる業種を見定めその上位銘柄を買う。
円安のインフレが来るとすれば輸出の多い業種や不動産の上位銘柄。
日銀: 長期に流動性を与え続けている。過剰流動性 → 突然資産インフレ
日銀の 国債・社債・株式の買いオペ/特融増 --- 技術的に通貨供給量を増やせない*1
国債増発 → 日銀が全額引き受ける → 通貨供給量を増やせる (インフレ政策)
社会主義的制度 → 日本経済の活力欠如
アジア通貨危機
固定相場 → 外国資金流入 → (固定相場を維持す為にドル買い自国通貨売り ... これにともない通貨供給量が増えることで) インフレ → (外国資金の流出で) 通貨急落
円安政策 : 1ドル200円ならば
- 国際優良株 Up
- アメリカ資金の土地買い (ドルベースで見ると割安になる)
- 輸入物価上昇 → 消費行動開始・インフレマインド
経常黒字が大きい理由 : 利子・配当の所得収支が大きいため
数年中に経常黒字国から赤字国への可能性 --- かなり高い
- 景気回復に伴い輸入増 → 黒字は減る
- 企業が借金返済から(景気回復で)資金需要側へ
- 財政赤字の政府
景気回復に伴い資金不足になる。資本輸出国から資本輸入国へ。
note:
経常収支 = 貯蓄*2 - 投資 + 政府財政収支*3
経常収支 = 貿易収支 + サービス収支 + 所得収支 + 移転収支
経常収支 = 海外に対する債権の純増
日銀の国債引受 : 日銀の信用リスク低下のコストがある
日銀の量的緩和宣言 : マネーサプライ増→インフレという連想
景気回復期の長期金利上昇 メリットあり
- 企業の設備投資
- 個人住宅
- 債券から株式へ
- 生保・年金の収益改善
円安になれば輸出の経路と資産効果で景気にプラス
景気が良くなれば 円安ドル高 / 長期金利上昇
長期金利上昇は景気回復にプラス
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藤巻さんがプロパガンダする長期のポジション(藤巻さん自身の個人資産運用のポジション)は経済効果が何重にも重なって作用するよう考え抜かれているのが特徴です。だからこそ、ずーーっと同じことを言い続けられるのでしょう。
一方、四半期毎に結果を出さねばならないお仕事のポジションについては藤巻さんはあまり語りません。おそらく、そこはプロの戦いの場で効率的市場に近く情報が限られる素人にはギャンブルとして楽しめても儲からないからじゃないか、と思ったりもします。