本棚

直伝 藤巻流「私の個人資産」運用法

直伝 藤巻流「私の個人資産」運用法 (講談社+α文庫)作者: 藤巻健史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る読み返していました。 藤巻さんの個人ポートフォリオ(藤巻さんの長期のポジション) 長期の固定…

外資の常識 by 藤巻健史

通勤電車の中でストレス解消のための読書にもってこいの「外資の常識」。 あまりのユーモアで笑いをこらえきれない点に要注意という「外資の常識」ですが、「第三部 フジマキ流マーケットの見方」は真剣に読み返しました。 なぜ藤巻さんはそう考えたのか?外…

ゴリラゲーム by ジェフリー・ムーア他 ... 8/23 追記

月に1回ほどBookOffに行くと買い損ねた本にめぐり合えることもあり重宝します。 最近入手できた本は「ゴリラゲーム」。 誰かが読んだ形跡が無いのでどこかの倉庫に積まれていたものかも知れません。 以前迷える初心者投資家だったころ、図書館で読み、企業の…

黄金の相場学(文庫版) by 若林栄四

若林氏の得意とする「相場学」や「チャート」の部分は私にはよくわからないのでとばして、氏がマクロをとう見ているか、とういメモ。 黄金の相場学 (講談社+α文庫)作者: 若林栄四出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/23メディア: 文庫購入: 1人 クリック…

「資産運用」入門 (文庫版)

景気(GDP)、消費、貯蓄、投資、資産選択、リスク資産価格 etc.の関係がおぼろげに結びつき始めたので、藤巻さんの著作を改めて読み返すことにしました。まずはこの本より。 藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門 (知恵の森文庫)作者: 藤巻健史…

不況のメカニズム by 小野善康

藤巻さんの個人投資家へのアドバイスの一つは、「きちんと経済学を勉強しろ」、です。 しかし経済学の勉強して迷えるド素人が悩むことは教科書にはインフレとインフレ対策に関する説明は多いがデフレに関する説明がいまひとつ貧弱なことでした。そう悩んでい…

金融と審判の日 --- 21世紀の穏やかな恐慌を生き延びるために 

以下は下記の本を毎日少しずつ読みながらメモしたノートです。 例によって私の誤解があるかもしれません、内容は私の理解力不足で偏っているかも知れません。 投資のネタにする際には必ず原典にあたってください。金融と審判の日~21世紀の穏やかな恐慌を生き…

お世話になった本、お世話になっている本に

感謝の気持ちを込めて! 最近はWebに色々なサービスがあります。 試みに、このような本棚を作ってみました。 http://booklog.jp/users/guerrillaichigo まだ作成途中です。 暫定です。気が変わったらやめるかもしれません。

フリーランチ投資家 by 岡崎良介

内容を大胆に要約すると、 (1) 海外債券、海外株式インデックス、日本株インデックス、それに日本債券で長期の国際分散投資で、売買タイミングに気を使わず楽チンにリスクを抑えつつ資産を増やそう、 (2) 経済、景気循環に対する考え方、 (3) 日本…

「これから10年 長期投資のロードマップ」 by 岡崎良介

岡崎さんは今後の景気。株・金利・為替の長期的なロードマップとアセットクラスの選択を示していますが、ここでは私はベテラン・ファンドマネージャが経済をどう見ているかに着目します。これから10年 長期投資のロードマップ作者: 岡崎良介出版社/メーカー:…

「貯蓄率ゼロ経済」--- 再び

学ぶことの多い本でした。貯蓄率ゼロ経済―円安・インフレ・高金利時代がやってくる作者: 櫨浩一出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2006/01/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (11件) を見る幻の国内貯蓄!!! 家計部門の高貯蓄率 →…

バブル再来

バブル再来, 原題はThe Next Great Bubble Boom 将来「何」が「いつ」「いくら」になるという話は読み物としては嫌いではありませんが、資産運用の為にはそういう数字は無視し、著者がそう考えるロジックや発想や知恵を学ぶよう私は心がけています。 著者は…

貯蓄率ゼロ経済 by 櫨 浩一

藤巻さんは 「経済の大きな動きをとらえろ」 国内の各部門の収支は 家計 企業 政府 昔 黒字 赤字 トントン 今 黒字縮小 黒字 赤字 将来 トントン トントンか赤字 赤字 とおっしゃる。 この文脈でこの本を読みました。 貯蓄率ゼロ経済―円安・インフレ・高金利…

信用恐慌の謎

信用恐慌の謎―資本主義経済の落とし穴 原題は BUSINESS CYCLES -- The Business Cycle Problem from John Law to Chaos Theory 以前バブル現象の研究として読みましたが、そもそもは景気循環について書かれた本です。ペーパーマネーの発明が信用(マネー)を…

マネーマスターズ列伝 ASIN:4532164028 --- ジュリアン・ロバートソン

「独占的あるいは寡占的」に業界を支配する会社 優良かつ強力で市場で好位置をしめていて成功が続きそうな会社を見つけること 始めに会社の経営者ありき古典的なヘッジファンド 良い会社に賭け、悪い会社に逆に賭ける 卓越した経営者 独占的、寡占的 市場の…

マネーマスターズ列伝 ASIN:4532164028 --- ジョン・ネフ バリュー派コントラリアン

配当収入の重要性 成長を過大評価しがち、成長期間は意外に短い、高配当を続ける株の方が総合利回りが良い投資収益の確実性 最良の投資対象は不人気な銘柄の中にある 一度決めた考えは辛抱強く守り抜く 超割安株以外に手を出さない不人気業種・低PBR・利回り…

マネーマスターズ列伝 ASIN:4532164028 --- マーク・ライトバウム 新興国投資

企業が生み出すFree Cache Flowの決定、FCFの計算にはいろいろな流儀があるが (A) 純利益 + 減価償却 - 投資 (B) 営業利益 + 減価償却 - 投資 - 運転資金増 後者の方が良い その企業の本質価値を類似企業と比べる 1ドルをもっと増やせるか 事業のどのプロセ…

マネーマスターズ列伝 ASIN:4532164028 --- ベンジャミン・グレアム

「証券分析」、「賢明なる投資家」企業の実質利益 = 配当金 + 1株あたり純資産の増加 割安株 : 純流動資産よりも安く売買されているもの大幅な値上がり直後の買い、大幅な値下がり直後の売りは絶対にしてはいけない。 株価が純流動資産の2/3以下 清算中 (た…

マネーマスターズ列伝 ASIN:4532164028 --- フィリップ・フィッシャー ハイテク株を超長期投資

一流の経営陣と高度な技術水準 並外れて優秀な企業を買い、成長し内容が充実していく間、何年も持ち続ける。 実体価値の成長に目を凝らす株価は投資家がまだ全く知らない好材料を既に織り込みはじめている可能性がある。競争に勝てる会社 ダイナミックで管理…

マネーマスターズ列伝 ASIN:4532164028 --- ジョン・テンプルトン (成長株・グローバル投資)

戦争のニュースでは決して株を売らない 見捨てられた銘柄だけを買う 小型であっても基礎がしっかりしている、特色あり、高収益、低PER 事実を正しく掴めば、まず、間違いない 小型で割安で成長している会社は海外にあることが多かった 最良の割安株は自分以…

マネーマスターズ列伝 ASIN:4532164028 --- ウォーレン・バッフェット

ウォーレン・バッフェット 投資家として成功するために 抑制のきいた貪欲さ 辛抱強い 他人の意見に左右されず自分で考える 知識に依り心の平静と自信 せっかちも頑固もダメ 知らないことは知らないと言える率直さ 株に対して柔軟性、銘柄の価値以上では買わ…

マネーマスターズ列伝 ASIN:4532164028 --- T・ロウ・プライス

マネーマスターズ列伝―大投資家たちはこうして生まれた 超一流の投資家の投資スタイルをインタビューした本を、かつて(自分のスタイルがまだふにゃふにゃだったころ)読んだときに残したメモです。個別株投資の戦略の研究は自分の本業での戦略に通じるところ…

「バーナンキのFRB」 ASIN:4478290490 4章より

フェデラルファンドレートと米国経済の関係 モーゲージ金利、社債金利、国債金利といった長期金利は経済に影響を与える。しかしFRBは直接長期金利に影響を与えることができない。 FOMCは公開市場操作を通じて、超短期の金利(フェデラルファンドレート)に直接…

「バーナンキのFRB」 ASIN:4478290490 2章より

資産バブルに対して中央銀行がどう振舞うかは将来を考えるに当たり重要と思われます。 「バブル期の金融政策とその反省」(香西秦・伊藤修・有岡律子 『バブルと金融政策』日本経済新聞社収録)に興味深い指摘が載っている。 バブルを引き起こすには、金融緩…

タイヤキのしっぽはマーケットにくれてやる!

ずーっと以前(単行本が出た頃、私がまだ右も左もわからなかったころ)に書いたメモです。 タイヤキのしっぽはマーケットにくれてやる! (日経ビジネス人文庫) 全てのマーケットは長期に見ると景気の動向で動く 景気 Good Bad 株 Up Down 通貨 強くなる 弱く…

「円安 vs. 円高」の藤巻さん

昔読んだときのメモです。宿輪さんには申し訳ありませんが、藤巻さんの部分のみのメモです。例によって、私の理解力の制約で内容を歪んで理解しているかも知れません。注: 出版は2003年です。 円安vs円高 円安 → 国内の資産価格を上昇させる 資産インフレ →…

新保生二 新しい日本経済講義

かつて、ブランチャードの教科書 ASIN:4492312609, ASIN:4492312617 を1回読み終わったころにこの本を読み、なるほどーと納得したものでした。新しい日本経済講義作者: 新保生二出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2004/01/15メディア: 単行本 クリック…

新保生二 日本経済失敗の本質

藤巻さんはエコノミストが書いた本を読まないとも言われますが、かつて藤巻さんが名前を挙げた数少ないエコノミストの本です。 伝説のディーラーが語る資産運用術 ←ここをクリック。 藤巻さんが語らない部分をこの本が語っているのではないか。下記はこれを…

ウォールストリート流合理的株式投資の考え方 by 大竹慎一

これも暗中模索していた頃BookOffで買い読みノートに書いた私のメモです。ウォールストリート流 合理的株式投資の考え方作者: 大竹愼一出版社/メーカー: フォレスト出版発売日: 1998/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る CF = 純利益 + 減…

黄金の相場学 by 若林栄四

黄金の相場学 2005~2010作者: 若林栄四出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る以下はかつて読んだときのノートです。 XX年にXXX円/ドルと大胆な予測を書いた本。それを導くロジックについては若林さんは…