藤巻プロパガンダ

藤巻さんのプロパガンダが新しくなりました。
テーマは、
(1) 米国経済の減速?
(2) インフレ懸念で株下落?
(3) 米国経済はドル安希望?


メディアは売上を大きくするようなニュースを流すように私には見えます。メディアの世界にも競争があり関係者の収入に関連するゆえ、そういう傾向があるのかも知れません。人々を不安がらせるテーマのほうが雑誌は売れるでしょうから。(私もついつい買ったりしますから...)。そのあたりを補正するための目安として藤巻さんのコメントは役立ちます。


私は世界の優秀で野心的な若者が米国に流入し続ける限り米国経済の潜在成長率(長期レンジ)は強いと、ベースラインをかなり単純かつ乱暴に考えています。米国の一番の強みは若くて優秀で野心的な若者を思いっきり走らせることでしょう。Googleもそうですね。


株価には企業の未来のFCF(Free Cache Flow)のNPV(正味現在価値)が反映されるとすれば、インフレ懸念で金利上昇はマイナス要因ですが、インフレで未来の名目FCFが増加すれば株価にプラス要因。したがってインフレヘッジ資産。一方現金はインフレで目減りしてしまいます。ゆえにインフレ期には現金は長く持ちたくないので早めの消費・早めの投資となり、景気は良くなり・仕事は前向きに忙しくなるでしょう。


FRBの使命は「米国の物価と雇用の安定」ですから、素直に解釈すれば藤巻さんの見解が初歩のマクロ経済学的に自然です。


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