外貨準備高

3月17日の日経新聞の報道によれば、日本の外貨準備高は2月末時点で9050億ドル(100兆円以上)あるそうです。その多くは金利0.6%のFBで調達し米国債で5%前後で運用し、運用益の一部を一般会計に繰り入れている。政府によるキャリートレードです。政府が発行したFBは日銀が引き受けお札を発行したゆえ、ベースマネーの増加にもなった。
日経には「出口戦略」不在と書かれていましたが、一国民?として出口戦略を勝手に考えて見ます。
話をすごく単純化し、政府と日銀のバランスシートを思い浮かべると
政府:資産の部 米国債
政府:負債の部 FB
日銀:資産の部 FB
日銀:負債の部 日銀券や当座預金
政府と日銀をひとくくりにするとFBは消え、円の価値は米国債にリンクすることになります。私はこれがいざというときの「出口戦略」かと思います。政策が上手くいかずハイパーインフレになったとき、ハイパーインフレや円の大暴落を止めるのに役立つかも。