Closed End Fund

不動産を保有する投資法人の株式を市場で取引するものですが、投資目的で株式を保有する会社の株式を市場取引するものがClosed End Fund (米国)といえましょう。Closed End Fundの一部が大阪証券取引所に「カントリーファンド」と呼ばれ上場されています。でも取引は異常に薄い。これでは売買に苦労しそうで近寄れません。

Closed End Fundの時価は1口あたりの純資産額(Net Asset Value-NAV)に一致するはずと思えますが、しばしばディスカウント(割安)状態で放置されることが知られます。効率的に米国市場でなぜこういうことが生じるか不思議でしたが、踏み上げ太郎氏の説明を読み納得しました。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550/2619911#2619911
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550/2619912#2619912
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550/2619913#2619913
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550/2619914#2619914


踏み上げ氏はClosed End FundのNAVに対するプレミアム/ディスカウントをみて市場のそのテーマに対するブームを判断する材料とするアイデアを紹介しています。それを応用すると、日本株小型株アメリカの個人投資家に人気、大型株ニュートラル、中国株に対してはディスカウントですから冷めているようです。


ところで、
大阪証券取引所、既に外国籍のカントリーファンドを上場しているならば、外国籍ETFの上場は違和感無いと思うのだが....。