クリエイティブ・クラスの世紀 by リチャード・フロリダ

グローバル経済を生き抜くための勉強シリーズとして読んだが、グローバル経済下での経済成長政策を論じた本で、グローバル投資(経済成長する国・地域のリスク資産を買え!)アイデアの勉強として読んだ。

クリエイティブ・クラスの世紀

クリエイティブ・クラスの世紀

著者によれば、経済成長に必要な3つの要素は

  • 技術
  • 才能
  • 寛容

新しい技術が生まれて生産性が向上しなければ経済は成長しない(人々は豊かにならない)が、技術が生まれるためにはそれを生み出す才能を持った人々が集まらなきゃいけない。 集まることで、才能の相互作用でより多くの技術が生まれる。 そういう新しい技術を生み出す創造力豊かな人々は、寛容な社会・文化を好む。だから、寛容な社会・文化を持った地域・国が豊かになっていく。

一言でいうと以上。

アメリカは世界中から才能ある若者を集め豊かになってきたが、ブッシュ政権は外国人を締め出す政策をとっているので、長期的にみてアメリカ経済の成長を妨げる、と著者は批判する。

9.11以来、アメリカが高学歴の優秀な若者を国内で働かせない政策をとるならば、日本にとってチャンスじゃないか、労働ビザをバンバン発行し日本に集めればいい、と私はずーーーーっと思っていたのだが、政府にそういう発想は無いみたい。