雑誌 Voice 5月号の藤巻さん 「消費増大には円安しかない」

円高にすれば景気が良くなる」論の三國陽夫氏と並んで登場。
藤巻さんは

たとえば三國陽夫氏は、日本のお金が海外に流出してしまい、資金が還流しなくなったことを問題視している。 だが、いまは固定相場制の時代と異なり、必要ならばお金を刷ることもできる。 日銀は量的緩和を行ってきたし、現在はむしろ金余りの状態である。

と指摘する。
金本位制の時代、例えばイギリスが世界の工場だったころ、イギリスは工業製品を輸出し金を代金として受け取ると、国内のマネーサプライが増大し景気に好影響する。 こういう時代には金(きん)が国内に還流しないと景気にマイナスだが、ペーパーマネーはそうではない。
固定相場の場合、輸出企業が受け取ったドルを為替レート維持のために中央銀行が買い自国通貨を供給するから、輸出が増えると国内におカネが回るようになる。

読み比べると面白いです。 為替と景気の関係の藤巻さんの説明もあります。 詳しくはまた後日。



雑誌"The 21"にも藤巻さん(兄弟)登場。 経済の話は無いので省略。