「歴史が教えるマネーの理論」

歴史が教えるマネーの理論

歴史が教えるマネーの理論


「おカネとはなにか?」というテーマで書かれたわかりやすい良い本だと思います。

  • 物価は貨幣価値の逆数
  • 貨幣価値は現在からの将来にかけての(貨幣の)需給予想から決まる

普段何気なくモノサシに使っているおカネは、実は長さが伸縮するモノサシというのが曲者ですね。


著者の飯田泰之さんは

経済評論の世界では、標準的な経済理論が驚くほど軽視されている状況にあります。 そして、マネーおよびその周辺について考えるときにこの傾向が特に強くなります。

とコメント。 私も同感。