「現場力」って何だろう

日経朝刊に「価値を創る ― 停滞を越えて」という連載がある。今日の記事に

イノベーションを通じて価値を創造するのは突出した「異才」か、それとも「現場力」か。価値を生み出す資源である人材を巡り、議論は常に振り子のように動く。

とある。ところで、「現場力」って何だ?。多分、突出した「異才」の反対側の、現場にいる普通の人の頑張りや工夫のことを意味するのだろうが、本質を探らねばならないところを「現場力」という言葉でくくったらそこで思考停止するじゃないか...。

ヒトが利益の源泉になる「ポスト産業資本主義時代」といわれて久しい。 頭脳は環境との相乗効果で価値を生む。 現場力を蓄えつつ「隣の異才」を使いこなす胆力が欠かせない。

「大変人」と「プチ変人」と「資本」を「市場」に突っ込んでぬるく暖めつつかき混ぜれば自然に化学反応し始めるから、たいした胆力は要らないのではないかと思うのだが。