上期の経済・経営書
今週の週刊東洋経済に「2008年上期 経済・経営書BEST100」という特集があった。
上期の5位は、
なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか―企業と家計に、いま必要な金融力
- 作者: 北野一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/06/27
- メディア: 単行本
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北野一さんは冗談混じりに「書店で蟹工船*1のとなりに並べて欲しい」とのこと。
自民党の麻生幹事長が株式の配当を(300万円まで)無税しようと主張していますが、
- 日本企業は利益を配当や自社株買いで株主に還元し、不足する資金は負債でまかない、資本コストを引き下げる
- 配当を非課税にし、かつ、企業の配当性向を高めれば日本人投資家は日本株を好みそう
- 日本人株主は外国人投資家ほど高リターンを求めないから、日本人株主の増加でも資本コストが下がる
- 日本人株主が増加すれば企業の儲けが日本人に回る
- 資本コストが低下すれば従業員や政府にもおカネがまわる
と、日本のマクロ経済にプラス(北野さんの主張どおり)だと思います。