「物理学者、ウォール街をいく」

気晴らしに読み始めたら結構印象深く面白かった。
理論物理に憧れ、南アフリカからコロンビア大学・大学院に進学しPh.Dを取得、ポスドクの不安定な身分で理論物理の研究を追求しようとしたものにポストに恵まれず、ベル研に応用分野のポジションを見つけたが官僚制がイヤになり、ゴールドマン・サックスに転じクオンツになる。 デリバティブの発展の裏側にはこういう人たちのモデル作成があった。 著者の「モデルはモデル」という趣旨の言葉が印象的。

物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進

物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進