6月10日のプロパガンダより

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/06/610.html#
今回の注目ポイントは

長期金利の上昇(価格下落)も続くと思う。今のシミのような金利水準とは決別である。地銀の購入能力が落ち地方債の暴落が起こる。それに引きずられて国債マーケットが崩れるという(悪い金利上昇)シナリオがいずれは考えられる。
しかしその前に起こるのは良い金利上昇であろう。よい金利上昇では株価上昇など止まらない。

以上は、日本の話。 次は、米国の話。

長期金利は、名目金利+期待インフレ率+デフォルトリスク(倒産確率)で決まる。
「悪い金利上昇」とは「デフォルトリスク上昇」のことを言う。
ところが米国では$が基軸通貨なので米国の倒産(デフォルト)は起こり得ないのだ。輪転機で$を刷りばらまけばいいからだ。
その結果、紙片乱発でものすごいインフレが起きる。「期待インフレ率」の上昇によって名目金利の上昇が起こるのだ

基軸通貨はそれほどまでに強いものなのか...。 どういうメカニズムでそんな力を持つのか?


為替について

為替は95円の攻防戦がやっと終わったのかも知れない。
(中略)
95円の上に雲のようにかかっていた実需のドル売りは昔のように厚くない。ひょっとすると薄い空の上の青空域に入ってきたのかも知れない。

「薄い空(雲の誤記では?)の上の青空域」、すてきな表現!


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