メモ 6/7日経朝刊より、世界経済に関する菅野雅明さんの見解

世界経済は大底を通過中。 景気は回復に向かうが生産の水準は低い。
日本の潜在成長率を1%とし実際の成長率が2%としても、8.5%の需給ギャップの解消には8年以上かかる。 供給側の調整が必要だが選挙対策で企業の淘汰が止まっている。 この状態で景気が下向けば財政赤字と金融機関の不良資産が残る。
21世紀に新興国が立ち上がる過程ではエネルギー多消費型になる。 エネルギーや鉱物資源の価格が上昇。 エネルギーの代替投資が重要。
危機直後の財政支出は仕方がないが、出口と小さな政府にすることが問われる。
中国、銀行の貸出が急増し、一方消費者物価低下で金融引き締めをしづらく、バブルの可能性あり。
日本、カギは内需拡大に向けた政策が打たれるか
現在の日本の株価は来年半ば以降の業績を織り込んでいる。
日米欧で金融緩和が進み、金利差を狙った資金の動きは考えにくい。