プロパガンダ 「アドバイス」とは、10円のお金も与えたがらない人が他人に惜しみなく与えたがるもの

6月21日のプロパガンダは「アドバイス」。
http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/06/621.html#

(1) 米国マーケットは、この1週間、私の予想以上に停滞したがスピード調整も終わり、そろそろ上昇が再開されるのではないか?
株を売り持ちし続ける理由が乏しくなり、ショートしていた人間の買い戻し、そして待機していた資金の流入を予想する。

(2) 「日本のバブル崩壊があんなに長く続いたのだから今回の危機も長く続く」と考えるのはあまりに単純だ。日本のバブル崩壊と、今回の危機は大きく違う。バブル崩壊当時の日本は簿価会計だったために、いつまで経っても損が表に出ずに膿がたまってしまった。
(中略)
ところが、アメリカの銀行では、時価会計が徹底しているが故に膿はすでに出終わったと考えられる。

(3) 言いたいことは「100年に一度の危機」という造語は大げさであって市場はそれに振り回されたのだ、ということ。単なる心理状態で悪化した分、景気の回復は早い。

例によってロジカルでブレないポジショントークではありますが、安値の裏にはショートありとか、会計と行動とか、参考になります。


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