「資源インフレは再来する」月刊Voice誌8月号
(7/17追記) Voice Plusに公開されています。
http://voiceplus-php.jp/archive/detail.jsp?id=184
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 雑誌
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デリバティブの登場以降、金融マーケットは非常に複雑で理解しにくいものになった。 それにもかかわらず、状況に付いていけない素人のコメンテータが訳知り顔で経済を語り、悪いスパイラルが起こっている観は否めない。
政策を進める人、そしてそれを報道する人に専門家を配置し、国策を議論しなければ、再来する資源インフレの過程で、日本は道を誤ることになりかねないのだ。
と思います。
今回のポイント
- 資源価格は先物取引でおおかた決定される。 先物市場には多数の投機家が参加するが、価格はSQ日の最終的な需給できまる。 実需が強ければ価格は上がり、弱ければ下がる。
- 価格のブレが大きいのはマーケットに厚みが足りず、投機家が最終的な需要と供給を正しく予測できないから。
- 先物市場では「売り」から入ることもできる。 投機マネー = 買い = 価格上昇 とは限らない。
- 新興国の経済成長の結果、資源・エネルギー・食料の需要は増える。 一方、グローバルなM&Aの結果、供給側の力が強くなった。 この結果として、価格は上昇する。
- エネルギー確保のため、原子力を避けて通れない。
- 食料確保のため、遺伝子組み換え食品を避けてとおれない。
- 賞味期限・消費期限をすぎても食べられる食品は多い。 考え直したほうがいい。
エネルギー・食品の価格は「かなり」上昇すると藤巻さんは見ているのでしょう。
ロジカルに考えれば「シンプル」な構図でありシンプルゆえ対策しやすいハズ、と私は思うが、心配だなあ...。
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