プロパガンダ9/7

危機モードから通常モードへ

日本株の回復は、あとは為替による。「$高¥安」が進めば、「極めて力強い」回復だろうし「$高¥安」が進まなければ「ほどほどの」回復であろう。どちらにしろ、回復トレンドには変わらない。日本経済は資産効果により前者の場合は「極めて力強い」回復だろうし、後者の場合「ほどほどの」回復であろう。

いつもの(?)プロパガンダに戻りつつあるような感じ。
マーケットと政治に関しても

民主党が得なこと)
今後、世界経済は急速に回復していくと思われる。それは、民主党の経済政策というよりは全世界的な株価急騰による資産効果のせいである。しかし世間は政権が民主党に変わったせいだと考えるだろう。
民主党が貧乏くじを引く可能性)
財政が破たん状態に近く、長期金利が急騰する可能性がある。ここまで財政を悪化させたのは自民党であるにしても、「バラマキ」と非難されながらも実行した政策が最後の一刺になると世間は「悪者は民主党」と考える可能性が強い。
(中略)
ちなみに1987年5月14日2.55%を付けた10年物金利は、10月12日に6.24%まで上昇した。2.55%をつけてから、たったの5ヶ月間で約4%も上昇したことになる。もし、今の長期債利回り1.4%が5ヶ月間という短期間で6.4%に上昇すれば、今の経済情勢や累積赤字額を考えると、経済運営が不可能になるし予算が組めるかも疑問になる。

と、さりげなくプロパガンダ
そして、

長期金利上昇のリスク、そして個人投資家が、その事態にどう備えたら良いのかを、昨日書き終わりました。本日、入稿し、10月中旬、光文社より発売です。よろしくお願いいたします)

楽しみにしています。