プロパガンダ 11/30

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/11/post-34.html

「ドバイより日本のことを心配せよ」と言いたい。
日本には今や全く金がないことを認識すべきだ。27日(金)の日経CNBCで申し上げたが、円の上昇は「線香花火がポトリと落ちる前の一瞬の輝き」だと私は思う。

これまでは企業部門の負債の縮小が国債にまわっていたと思うが、「日本には今や全く金がない」か。何に注目すればこう判断できるのかな。

「政府は、24日2009年度の国の一般会計税収を当初見込みより8兆円超減額修正し、37兆円台とする方針を固めた。減収分を国債の追加発行で穴埋めする結果、09年度の国債発行額は過去最大の52兆円超となる。12月に編成する今年度第2次補正予算に税収見通しの修正や国債増発を盛り込む。」
52兆円超である。ドヒャー、という感じの数字だ。
12月に編成する今年度第2次補正予算国債増発額があきらかになり、その後、増発していくわけだが、本当に消化できるのか?来年は入札のたびに札割れが心配になりそう。相変わらず長期金利の急騰(価格の急落)を予想する。

最近、財政赤字長期金利急騰がメディアに取り上げられるようになってきた。雑誌Willでも大前研一氏が国債価格暴落を取り上げていた。大前氏によれば郵貯の非国債運用部分を国債購入にまわすはらづもりとのことだが、何かが売られるわけでそちらの価格が下がりそっちで問題が起きるのかな。