プロパガンダ 2/9

次の本のタイトルは「日本破綻 --- 株・債券・円のトリプル安が日本を襲う」だそうだ。 3月1日発売。
とうとう悪いシナリオのほうか...。悪いシナリオに関しては藤巻さんにピエロになって欲しいが。
http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/02/post-42.html#

日米ともに株価が下落している。

まさにオバマの金融規制法案が下落の引き金を引き、欧州での財政赤字問題がさらに株価の足を引っ張った。欧州の財政赤字問題は、再建策が明示されれば収まると思うが、気にかかるのは米国の金融規制問題。オバマやボルカーはマーケットを知らなさすぎる。

米国の政治の動きに気をつけよう。

民主党郵便貯金の受け入れ限度額を3000万円に引き上げることを検討している、とのニュースがあった。とんでもないことである。
(中略)
今、国には金がない。少ない金を効率的に使わなくてはいけないのに、郵便局で金を集めて、それが国債の購入に充てられ、それが子供手当の財源となる。金が最も非能率にばらまかれているのだ。これで国が持つわけがない。

財政赤字ファイナンスのために郵貯受け入れ限度額をUpするつもりなのだろうが、債務が大きくなれば利払いも大きくなる。 成長せずに利払いだけ拡大すれば、いつか限界がくるよなあ。ショックも大きくなる。
ところで、これまで国債を買うことができたカネはどこから出てきたのかな。

PIGSの国々のように財政破綻が心配されるようになったら、即ち国債が無価値になったら、8割を国債に投資しているゆうちょ銀行はどうなってしまうのだろう?国が保証してくれているといってもその国自身が危なくなっているわけである。

郵貯銀行が財政破綻を加速するきっかけになるかもしれないんだ。