プロパガンダ 7/26

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/07/post-60.html
8月20日朝日新聞出版より新刊「日本破綻」発売とのこと。 楽しみにしています。

もっと基本的、構造的な大問題が日本には横たわっているのである。それは円高だ。円高を解消しない限り、日本経済や日本企業が躍進する道は無い。

職場ではコスト削減のために仕事をどんどん中国やインドに出している。 円が安ければ国内に仕事をお願いしていたのに。 その結果、国内の雇用は悪化し、名目賃金に強烈に下落圧力がかかり、需要も減る。 国内の需要を支えようと政府が無駄遣い?しているうちに財政赤字が大きく育ってしまった。
仕事を海外に出してコストダウンするのもいいが、中国やインドにも賢い人たちは沢山いる。 彼らは仕事を通じて技術を自分のものにしていく。 かつて日本がそうやったように。

望月経済産業省事務次官のおっしゃった「日本の技術は世界一流である。日本企業は技術で勝って利益で負けている」この言葉の意味していることを、じっくり考えることが必要だ。回答は一つ。円が高すぎるのである。

円高が続くと日本の技術の優位性も徐々に減じていくのではないか?、と私は心配。 やっと円が安くなった時には国内に技術が無くなっているのではないかと。