小野理論

小野善康教授の主張は「人々が異常な貨幣愛に取り憑かれひたすら貨幣を貯め込む結果、消費が減少し労働や設備が余剰になる状態を放置するより、政府が課税しておカネを巻き上げて何か投資したほうがマシだから、そうしたほうが良い」というものと私は理解していたが、「第3の道」はなんかちょっと違うような...。
異常な貨幣愛の時の方策としての小野理論はわかるが、いったんおカネを吸い上げる仕組みとばら撒く仕組みができあがると、経済の回復と共にその仕組み(利権)を縮小することが困難なことが問題なのではないだろうか。