プロパガンダ 7/27

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2011/07/post-98.html

5年間で約10兆円の復興財源が所得税法人税の定率増税で賄われるそうだ。今年度の法人税収見込み法人税7.8兆円、所得税13.5兆円だから10%上げても0.8兆円+1.4兆円=2.3兆円/毎年にしかならない。(それなら民主党の当初子供手当2.3兆円/年案を全廃して、それを復興財源に充てよと私は思うが)しかもこの税収見込みは震災前の数字だから10%増税しても当初の税収見込み額ぐらいにしかならないのではないか?そうだとすると復興財源にはならない。

しかしながら、民主党内では増税には反対の声が強いらしい。 国債発行で財源を賄うならば「未達」の日も近いのかもしれない、と強く感じるようになった。

日本の企業は全く儲かっていない。米系企業だけでなく欧州企業にも惨敗なのだ。ひとえに円高のせいだと私は思っている。円高是正をしなければ、日本は立ち行かなくなる。

日本企業の純利益を10倍にすれば法人税収も10倍になる。法人税収7.8兆円が78兆円になり財政赤字も黒字化する。欧米企業を見てみれば日本企業の純利益を10倍にするのは夢物語ではない。1国のみ落ち込んでいる企業利益をグローバルスタンダード並みの利益にするだけのことである。これは円安政策で出来る。

金融緩和でマネーストックを増やして円を安くする、民間の海外資産取得を促進して円を安くする、という発想が全く無いのは悲しいことだ。

ちなみに、そんな状態なのに、米国景気が減速と騒いでいるマーケットがおかしい。米国企業も米国経済も、日本企業、日本経済に比べて格段に強い。

冷静・客観的に見ることができなくなっている、あるいは自分の足元を認識できていないという点が日本の深刻な問題か。

私は現在の円高$安は投機家が仕掛けているだけだと思っているが、それゆえに今は外貨資産という保険を買う絶好のチャンスだと思っている。保険料の安い保険が買える。

藤巻さんはオプションを思い浮かべているのかな。