プロパガンダ 9/4

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2011/09/post-103.html

10兆円の復興財源を捻出するのに四苦八苦している。ところが、日本は、今そのほかに毎年40数兆円の赤字を垂れ流しているのだ。10兆円の財源で四苦八苦しているのに40兆数円の財源がどこにあるのか?

野田氏は財政赤字でバラマキはやらなそうなので、明日長期金利が跳ね上がる確率は減るかもしれないが、

景気が良くなり支払い金利が上昇すれば即、財政はアウトである。ここまで累積赤字が大きいと景気上昇による税収増よりも支払い金利増の方がはるかに大きいからだ。累積赤字は、さらにどんどん増加していく。累積赤字が減少する可能性はゼロだ。そうとなれば財政破綻は「いつ起こるか?」という時間の問題だけである。

財政赤字がいくらのとき、point of no returnを越えちゃったのだろうか。

8月29日の日経新聞「経済教室」で元財務次官の杉本さんが「財政赤字の臨界点近づく」という論文を書いている。現在の次官である勝さんがこの発言をすればマーケットは大崩れだろう。現役の次官なら絶対に言ったり書けない内容である。しかし、元次官であろうと、財政の中核にいた方がこういうふうに(現役の時は、決して言えなかったであろうが)感じていたことに市場はもうちょっと敬意を払った方がよい。

ありゃ、元政府高官が...