朝日新聞「国債暴落にそなえよ」

一橋大の小林慶一郎教授のインタビュー記事がオピニオン面に出ていた。
もうにっちもさっちもいかなくなってから財政赤字の話題を頻繁に取り上げるようになった朝日新聞。政府(財務省)の責任回避工作にまんまと載せられいるような...。
さて、ダメージを緩和する政策としての教授の提案は

外資産(外貨建て資産)を大量に買い入れる基金を官民で作る、というものです。基金は、民間企業が対外資産を買い入れる際の為替リスクを肩代わりもします。

いまさら、そんなことを提案されても...。
デフレで経常収支が黒字の時すなわち国内が過剰貯蓄の時に、過剰貯蓄分を海外に還流させる政策を積極的に進めれば不況は悪化しなかっただろうし財政赤字はここまでひどくならなかっただろうに。


朝日新聞や一般週刊誌で毎週のように話題になると、目端の利く人たちは円をドルに替えるだろうから、JGBの入札未達もそう遠い未来のことではないだろう。経常黒字も減っているし。