プロパガンダ 4/22

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/04/post-176.html

本日の日経新聞3面左下に小さいが重要な記事が載っている、
国債新規投資 生保が削減 緩和受け外債シフト」という記事である。これは当然のことながら円安要因・国債弱気要因である。

4/23の日経1面にデカデカと出ていました。
需給のバランスが需要側が大きく傾いてインフレが進むことについて

ハイパーインフレは戦争などの異常時にしか起こらないとおっしゃる方もいるが、このベースマネーの拡大も超異常事態である。戦争時は供給も減ったからハイパーインフレが起きたとおっしゃる方もいるが、インフレが始まりそれに伴って円安が始まると、世界中の人は(自国通貨で安くなった】優良な日本製品を競って求める。供給が減らなくてもグローバル化した世界では需給の逆転は簡単に起きるのだ。

生保だって同じだ。こんな時に、国債を大量保有していたら、目も当てられなくなるだろう。前回のプロパガンダにも書いたが、経常赤字化が予想される段階になったら、「長期金利の急騰」か「円の急落」か、それともその両方なのだ。日本国債を売って海外資産に資金を移すのは、生き延びるための当然の動きだと私は思う。

経常赤字とは国内に余剰な金が無いことなので、お金の借り賃すなわち金利は上がる。経常黒字が円高要因だったことの反対なので円安要因。

市場原理が働く国であるべきだ。そうなれば、国力不相応に円が強くなり「窮乏」を一国だけで、しょい込むことはなくなるのである。

経常黒字を海外に還流すればよかったのに、円で貯めようとして円をドンドン強くして日本が得意とする産業を自ら破壊してしまった。全くアホくさいことで...。