プロパガンダ 4/25

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/04/post-177.html

昨日(4月24日)の日経新聞1面「金融ニッポン」の記事には注意を要する。
「『長めの国債はすべて売り切った』。日銀が金融緩和に踏み切った翌日の今月5日、横浜銀行頭取の寺沢辰磨(66)は横浜市内で開いたアナリスト説明会で、満期までの残存期間が5年以上の国債を売却し、売買益を確保したことを明かした。」
さすが地銀最大手の横浜銀行である。たしか寺沢頭取は財務省出身。事態がはっきりわかっていらっしゃる方は決断が早い。

銀行が売り日銀が買う。

経済が専門の政治家があまりに少ない。文系の私が、脳手術を指揮すれば手術結果は明らかなのと同じである。20年たってやっと私の唱えていた「円安こそ日本を救う」の主張は認められつつあるが、「財政規律の死守が最重要だ」と気がついている政治家はいないようだ。「景気回復のためには財政再建は後回し」はもう通用しない段階だと私は思う。

財政を健全化しないと金利上昇時に財政破綻にまっしぐら。

日本のマスコミ報道には、「黒田日銀の『異次元の量的緩和』は外国でもおおむね評判が良い」と書かれているが、経済学を修めたこれらの記者の方々の認識や質問を聞いていると、「外国でもおおむね評判が良い」って本当かいな?と思ってしまう。

ふむふむ。福島のあの件でマスコミ報道は空気を読んでいただけということがバレたわけだが、経済ニュースでもそんなものなのでしょう。