プロパガンダ 5/14

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/05/post-181.html

すべての銀行が国債を売り始め国債入札に参加しなくなると、国は資金ショートである。企業と同様、バランスシートがいかに健全であろうとも(日本国はB/Sも健全ではないが)資金繰り倒産である。国債を売り遅れた銀行は日本の財政と共に危険な状態に陥る。

という時の対策は

個人では外貨資産の購入が基本,企業ではそのほかに(単純なのでいいから)デリバテイブの活用

ドルコール/円プットの購入、債券先物の売りまたはプットオプションの購入、金利スワップの「固定金利の払い」等である

個人でも、リスクを取ってもOKの方はミニ債券先物等に多少手を出してもいいかもしれない。良くわからない方は「債券ベアファンド」(長期金利が上昇する(=国債の値段が下がる)と儲かるファンド)の購入も面白い

ミニ債券先物 ... 2社しか取り扱っていないから市場が薄そうで...。個人が金利をヘッジするのにいい手段と思うのですが。

よく誤解されるが、財政破綻は財政の破綻であって、日本の破綻ではない。

あえて混同して本や記事を売ろうする人もいるかも。

私はマネタリーベースが40兆円から80兆円になった時点で考えを前述したように変えたのだ。「量的緩和では円安が進まない」と分かったからである。

ただ最近の円安は、米国の強さの認識と共に、外国人の間に広がっている日本の財政への危機感の表れ+日本の経常黒字の大幅減少という要因だと私は思っている。日銀の量的緩和のせいではない。

藤巻さんの視点が垣間見える!。

おカネの吸収には、日銀が保有している国債を市中に売らなければならないのだが、日銀が金利を上昇(=国債価格は下落)させようとしているとき、これから値段が下がるであろう国債を買おうという人はだれひとりとしていないはずだ。資金吸収の手段が無くなった政府や中央銀行のいきつく先は「預金封鎖と新券切り替え」なのは歴史の教えるところだ。

今後起きることのわかりやすい説明!。
資金吸収すべきときに手段が無い、しかも政府は財政破綻状態、財政破綻した政府を放置したとしてもインフレは勢いよく進み、国債を買って政府の財政を助ければ典型的ハイパーインフレ条件が成立する。

またデフレ脱却には、おカネを海外に向かわせる税制などのインフラ整備で円安を作り出すことこそが必要なのだ。それは政府の仕事であって日銀の仕事ではない。

わかりやすいプロパガンダだった。