プロパガンダ 5/31

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/05/post-186.html
ついにあの伝説のお二人の写真が登場!。
プロパガンダ発行のインターバルが短くなっている。

「1000兆円という巨大累積赤字の存在のもとでのインフレ政策」は大博打であり、その大博打が凶と出つつある。「量的緩和」という「ハイパーインフレ政策」の無理が早くも表面化してきた。そういうメッセージをマーケットが発信しているのだと私は思う。

インフレ政策を取れば「株価や不動産価格は上昇し、円は下落する」。ここまでは経済学通りだ。しかし経済学では「インフレになれば長期金利は上昇」するとも教えている。

これだけ借金額が大きい時に起きる「いい金利上昇」は「悪い金利上昇」(財政破綻危機を連想した金利上昇)を引き起こす。

景気が良くなれば税収増が支払金利増に追いつくわけがない。狂乱経済と言われた1990年の税収でさえも60兆円しかない。それと借金1000兆円、金利1%であれば支払金利は10兆円であることを比較して考えれば明白だ。

海外勢は日本人より巨額累積赤字の弊害をよほど認識している。インデックス対比上、流れに乗って日本株を買っていた海外勢が、そのリスクの大きさが怖くなって逃げ出した、というのが真相だと私は分析する。巨額累積赤字の弊害を十分認識しているうえに一連の乱高下を見てしまった以上、今後、海外勢が本格的に戻ってくるようにも思えない。

ハイパーインフレになれば日本の財政は助かり、累積赤字はなきに等しくなる。しかし、その一方、国民生活は地獄だ。給料は毎月上がってもパンの値段は毎時間あがる。資金吸収の手段はないから、いずれ預金封鎖と新券切り替えが待っているのも歴史が証明している。

藤巻さんが連日のように警報(プロパガンダとも言う)を発令している。