*[藤巻さん]プロパガンダ 9/30
http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/09/post-203.html

増税すれば、景気低迷の地獄が来るかもしれない」のに対し、「増税しなければ『異次元の地獄』が来るかもしれない」

ずるずるとここまで来ちゃうところが、東電と霞ヶ関の福島での対応となんとなく似ているような気がする。


ブルームバーグのインタビュー記事
http://www.bloomberg.com/news/2013-09-27/soros-adviser-turned-lawmaker-sees-crisis-by-2020-japan-credit.html


9月30日の日経新聞19面「経済教室」「FRB,円滑な『出口』可能」(神戸大学教授 地主敏樹氏)について

地主先生は「ただし、FRBは、民間銀行が連邦準備銀行に預けている準備預金への付利という新たな政策手段で備えを整えている。FRB保有資産売却を急がなくても、準備預金への利子率を高めれば、市中の流動性(マネー)を吸収できるのである。(略)出口に失敗して、高率のインフレがもたらされるという懸念は、根拠が弱いと言えそうだ」とコメントされている。
私もFRBの出口戦略はそうは心配していない。FRBMBSという比較的金利の高い債券を買っているからだ。一方、私が大いに心配する日銀は、金利の極めて低い10年国債を超大量に購入しているのだ。保有国債の平均利回りが例えば0・7%ならば準備預金への付利はせいぜい0.7%までである。保有国債の利回りの方が、準備預金への付利より低いとなれば日銀は損失が生じ、破産してしまう。破綻しなくても、財務内容悪化で、その負債である円紙幣は価値が下がる。すなわちものすごい円安が進み、やはりハイパーインフレが起きてしまう。

中央銀行当座預金に付利することで、当座預金が市中に流出しないように(同時に保有債券売ってキャピタルロスを出さずにすむ)しようとしても、保有債券の金利収入よりも高金利を付利すると中央銀行のB/Sが縮小していずれ債権を売らざるを得なくなり、そのときは金利上昇でキャピタルロスをこうむるので、B/Sは更に悪化する...。
破綻のメカニズムがよくわかる。

大きくなったおできから膿が漏れ出したのに対し絆創膏を貼って凌いでいると、大きくなりすぎたおできがいつか大爆発をするのを私は30年来のディーリング人生で嫌というほど見てきているのだ。

重みのある言葉!。