プロパガンダ 1/22

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2014/01/post-221.html

新規国債が41.2兆円ということは、「金融機関が国債を売らなければ国債市場が崩れない」ではない。だれかが、新たな資金で、41.2兆円の国債を買い増し続けなければ「買い手不足で債券市場が崩れる」のだ。

だれも買わないのならば「日銀がさらに買い増す」ことも考えられるが、もう限界だろう。これ以上の買い増しをすれば、いくらなんでもマネタリゼーション(中央銀行が紙幣を刷って財政支出に充てること)を連想させる。石油代金を決済のたびに日銀が紙幣を刷って渡していたら、円は信用を失う。それと同じだ。ハイパーインフレと円暴落のリスクが出てくる。

市場がprinting money政策と思うのは何時か?、人間の心理を読むのは難しいが、日本人よりも外国人が先にそう思うのでは、と藤巻さんは指摘。空気というバイアスがかかる日本人よりも外国人が先というのはそのとおりかも。

金本位制の時代、中央銀行保有している金が偽物だとわかれば、それを担保としている紙幣が紙切れとなるのと同じである。

中央銀行保有する資産がゴミと思われるようならば、B/Sの右側にある紙幣もゴミになるよなあ。